〜スパイラルシビックのお話〜
押忍、3年渡辺です。
かなり寒くなりましたね。
ちゃんと暖気していますか?
目安は水温計が少し動くまでくらいは止まって温めてあげることが大事ですよ☺️
さて、
スピード競技&軽耐久が落ち着きましたので、少し回顧録と言いますか
題名にもあります通り、
今回は今年度を戦い抜いてくれた
"スパイラルシビック" について
触れたいと思います。
(早大OB慶さんありがとうございます)
ちなみに中大は歴代シビックに名前がついてるのはご存じですか?(今更)
知りたかったら色々調べてみるといいですよ😎
カッコいい部車ばっかりで興奮します()
チャンピオン,大納言,ノコギリ,福井,マイスター,スパルタン,スパイラル,薔薇,etc...
それらの部車はきちんと記録が残っていて、現役はそれが見れるのですが、
実はスパイラルシビックはモチーフがいます。
名前の付いた昔の部車を参考にしてるんです…!
↓↓それがこちら↓↓
デデンッ!
過去学連戦最速ダートマシン
伝説の "リベラルシビック" です。
活躍期間が恐らく2009年?〜2014年くらいの部車(E-EK4のタフタホワイト)だと思われます。
超絶かっこいいですね?!
スパイラルシビックを実働して試合に使うにあたり、参考にする為、
粗探しYouTubeや、インターネットを見て
ああでもないこうでもないと尾形君と話しました。
それもそのはず、EKシビックという車はかなり特殊な車でして、
EKシビックはDC2インテグラと違い、リアのストローク量が少なく、リアが極端に軽い為、
ダートではセッティングが難しいと言われています。ホイールベース然り、リアの足回りの構造がそこそこ違いますからね…。
EK9のリア足回り
DC2のリア足回り
(DCインテは2,570mmのホイールベース)
余談ですがEKシリーズは
フェリオ、ハッチ、クーペ(EJ7)は全てホイールベースが一緒です。
だから海外で5drハッチバックを作ってる方が居ますね😂
またCJ4Aなどの車両と比べてもホイールベースがかなり長く、動きが分かりづらい割には限界値が唐突にくるので、
(世界のどこかのCJ4A)
よくよく考えて乗らないと簡単に刺さったり、ひっくり返ったりできます。
後輩のみんなは気をつけようね。
※渡辺知成の持論です。
基本的には社会人の皆様の車のセッティングをお聞きして参考にしたり、ブログを拝見させて頂いたりなど、色々です。
〜強力な社会人の皆様〜
(特にBFアクションの皆様には大変お世話になっております。頭が上がりません、ありがとうございます🙇♂️🙇♂️)
本題に戻りますが😂
今まで見た中でずば抜けて速く、安定したシビックの車載が、
なんとCUACから出てきました。(びっくり)
それがリベラルシビック2014年の車載でした。
乗り手の舵角、お尻の収まり方、ピッチングの加減、ブレーキ時の姿勢など、
(Driver : 多田先輩)
ノコギリシビックの挙動が当たり前の自分達からすると全てがびっくりでした。これは参考にできる…!と。
そんなリベラルシビックを参考にEKを作ろうとした矢先、
ガレージの整理をしていると、今まで見たことのないデフが出てきました。
内容は秘密ですが、
明らかに歴代CUACでは使わない様な形式のLSDでした。
目を見合わせて尾形君と意見が一致しました。
"これリベラルのデフじゃない?"
問答無用で組みました。信じるしかありません。
追加でスタビライザーを変更しました。
(リアが極太スタビライザーのノコギリ君)
EK9がベースのスパイラルシビックは
スタビライザーが太く、
ダートでは求められる荷重移動に必要なロール量を確保できません。
前後のロールバランスも大事ですよ。
(詳しく話すともう少しあるが、。)
リベラルはEK4だ、ということでEK4スタビライザーを倉庫から出してきて装着しました。
(組んでいる様子)
本当にリベラル様々です。
参考というかパクリな気もしてきました。
無事完成したのはいいのですが、
シェイクダウンがなんと全関東D前日練習会★
少々の不安はありましたが、
抜群の安定性を丸和で発揮しました✨
いままでのシビックはなんなんだと言わんばかりの安定度で、
このマシンは丸和で戦える!と思わせてくれる素晴らしい挙動と扱いやすさでした。
渡辺自身は関東4位、全日2位と、
スパイラルシビックがいなければ成し遂げられないリザルトを確保することができました。
当然自分たちで作った訳ですから、
本当に心から喜べました。尾形君も安堵の表情でした。
(受け継がれる中大の轍)
学生風情と言われるかもしれませんが、これも楽しい要素だと思えるのでオーライですヨ()
来年は広島、タカタです。
(去年のノコギリシビック)
丸和にはないアップダウンの要素、
路面がいいのでトラクション要素が大きく、
かつ土質が丸和や野沢、池の平と大きく異なりますからその点も留意しなければなりません。
(松の木が印象深いタカタ)
今の段階から尾形君と車輌のみんなと計画を立てて動き始めています。
楽しくてしょうがありません笑笑
タイヤも色々とテストする予定です。
(NKT先輩ありがとうございます🙇♂️)
現在の中央大学はこんな感じで、
ミッションまできっちり手を入れて納得いくまでトライ&エラーを繰り返しています。
"手を入れられるところは入れる"
これをするとマシンに言い訳が出来なくなりますから、ドライバーをする上でも満足しながら走れます。
(ナイナイ…エンジンナイ…)
渡辺自身もあと一年、
気がついたらもう少しで四年生ですが、
ラストイヤーに中央大学に花を持たせられる様に頑張らなければいけませんね。
来年も他大学の皆様、デモランナー(ほぼ名指し)の皆様と戦えるのを心から楽しみにしています。
宜しくお願い致します!
独り言の様なブログでしたが、
見て下さりありがとうございました😊
以上です。失礼します。
中央大学自動車部三年車輌委員 渡辺知成